ローマンシェード概論(その1)

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最近の住宅には必ずと言って良いほどある上げ下げ窓・滑り出し窓ですが、
カーテンにとっては良し悪しです。
良い点は窓装飾の幅が広がったこと。
悪い点は窓装飾の予算も広がったことでしょう。
建築基準法では床面積の7分の1以上は窓でなければならないため、
小さい窓を作れば数が増えます。
特にこれらの窓に相性の良いメカ物(シェード、ブラインドなど)の場合、
サイズアップをしても価格に大差はありませんが、
数が増えると価格は大きく変わります。
しかし、価格だけに目を取られて実用性を無視してしまうと、
実生活での快適さも大きく変わってしまいます。
価格と実用性、装飾性のバランスをとることが重要になります。

最も人気なのがプレーンシェード・ダブルシェードです。
一般的には『予算があればダブル、なければシングル』という勧め方で、
これはこれで、ある意味正解なのかもしれません。
でも、限られた予算の中で『住んだ後に不便さを感じない』為には、
もっと色々な要素を考慮する必要があるように思います。
私が接客時にお聞きしたり、お話しする内容は、

①昼間居ることの多いリビング・ダイニングはダブルがよい    
 レースは昼間のプライバシーを守る為。厚地だけでは丸見えか全閉になる

②2階の寝室・子供部屋は昼居ないことが多いので、プレーンでも困らない事が多い

③2階の場合でも隣家と窓が隣り合わせなどのケースはダブルの方が安心  

④滑り出しの曇りガラスの場合は少し空けるだけで風が通るので、  
プライバシーが守りやすく、プレーンでも大丈夫なケースがある

⑤ベッドのヘッドが窓下にくる場合はシェードが便利    
 寝た時に目の上にカーテンのヒダがくるのはうるさく感じますし、   
 ヒダの隙間から下方向への光漏れで目が覚めてしまうため。   
 寒さを気にされる(上げ下げ・滑り出しにはシャッターが付かない為)場合は、
 裏地付シェードがお勧めです。

⑥レースの場合、カーテンと違ってヒダがないため透け感に違いが出る

⑦玄関の明かり採りの場合でも、その窓を通してリビングが丸見えになる場合は   
シェード等を付けた方が便利

⑧階段踊り場はクリアガラスで後の家や道路から見える場合あった方が良い   
 夜はラフな格好の場合が多く、小さな窓でも明かりが付いていると非常に目立つので、
 特に女性の場合は気になるケースが多いと思います

⑨⑦⑧に関しては、『迷ったらやらない』。   
 居室空間ではないですから入居後でも遅くはありません。  
 実際に住んでから、どんな機能が必要かを判断して追加されるのも賢明です。

⑩基本的に、外への出入りの多い掃き出し窓やベランダ窓には不向き  
 出入りの度にコードを上げ下げするのは不便です  
 図面上でプランニングする場合は、窓の向こう側の状況をお聞きしますし
 採寸が先の場合は必ず自分で確認して来ます。
 また、シェードのメカにI型(箱型ではない薄いメカ)を
 使用する販売店もあるようですが、私は絶対に使いません。
 小さいサイズでもメカ本体が振れますし、ギアボックスが邪魔で、
 取り付けたい位置にブラケットが付かないケースが多々あるからです。

また私の場合、
『ドレープがシェードでレースがカーテン』という組み合わせは提案しません。
ダブルシェードより安価で、
レースをカーテンにすることで透け感も維持できるという理屈は分かりますが……
うーん。どうなんでしょう?
フラットなラインのシェードの後ろ側に曲線のドレープというのは相性が悪い気がします。
逆(ドレープがカーテンでレースがシェード)はきれいですが。
ただこれは私の主観ですので、
他店さんでそういう内容の提案があっても、決して否定はしません。
でも、うーん… 機能を優先させる場合でも機能美が必要だと思います。

長くなりそうなので取り付けに関する事はまた次のブログで書きます。
ところで、今回掲載した施工写真に
私のシェードの取り付けに関するこだわりが写っています。
以前のブログにも似た内容を書いたのですが、分かります?

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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