私と父と大工さんと

先日用事があって実家に寄ったところ、
母から2冊の本を渡されました。
ある著名な方の回想録で、そこに父が登場するとのことでした。
私の父は生前建築設計士をしており、
その方の関係する建物の打ち合わせのシーンでした。
そこには
『設計士の斉藤さんが来られて、関係者の方々とカーテンを選んで行かれた』
と書かれていて、
今自分がその仕事をしていることに不思議な感慨を覚えました。

大学3年の夏、九州をバイクで旅していた私は、
母から父が最後に設計した家が博多にあることを知らされ、
寄ってみたことがあります。
突然の訪問でしたが、施主様は快く迎えてくださり、
豪華な食事と一泊の時間をくださいました。
『父の仕事は家の図面を引くこと』という認識しか無かった私にとって、
施主の方の歓待は驚くばかりで、
家を建てるという仕事の重要さをその時初めて知ったように思います。

先日市内のKさんの新築工事に伺いました。
大工さんの現場にかける情熱はすごいものがあり、
Kさんもそこに魅力を感じて、家を注文されたそうです。
『こりゃあ負けられないな』と私も気合が入りました。
出来上がったのが下の写真です。

秦野市K邸リビング

 

 

 

 

 

 

五角形にせり出したリビングに5連のダブルシェード。
丈は長めですがメカはパディナを使用。
ピッチは同室の小さな窓と合わせて約20㎝の均等ピッチにしています。
写真には撮っていませんが、
他の部屋も収納や家具の配置などを詳しくお聞きし、内容や寸法を決めました。

完成した家を思う時、
例えば設計士さんや営業さんや大工さんなど、
建設に関わった人の顔が思い浮かぶのは素敵なことだと思います。
私の父もそこにやり甲斐を感じていたからこそ、
あの時私は歓待されたのだと思います。
Kさんの場合はまず、あの大工さんでしょう。
でも、『カーテンはサイトーさんにやってもらった』なんて、
少しでも思って頂けたら、嬉しいなあ…。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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