『子ども用』のカーテン

今日は、当店から歩いて10分ほどの場所に新たに作られた「ちいさなおうち」という
幼稚園入園前のお子様を預かる施設のカーテンのご紹介です。
園長の難波先生と初めてお会いしたのは、今から6年前。
はやし幼稚園の一室のカーテンを探しにご来店された時でした。
施設のカーテンと言うのは価格重視になるのが一般的ですが、
先生はお子様にとってどんなカーテンが良いか、という視点をお持ちでした。
「子ども用であっても、子どもだましであってはいけないと思うんです」
その時、先生がおっしゃったこの言葉に、私は大きな影響を受けました。
子ども用だから動物柄、子ども用だからキャラクターもの、子ども用だから…

子ども用って何?

そんなことを何度も自問しながら出来たカーテンがこちらです。

中央の太いブルーを上下のアイボリーで挟んだ切替カーテン、
その間には小さな幾何学柄をトリムのように挟みました。
柔らかく、懐かしさを感じるライン、
強くポップではなく、安らぎを感じる優しい色。
幼稚園入園前の小さなお子様にとって「ここが家であるように」という園長先生の言葉を基に、
組み合わせを考えました。

その奥の空間もカーテンで。
こちらは本体をアイボリーに、裾をブルーにして、
先ほどと組み合わせを逆にしています。
こちらはお昼寝をするお部屋でもありますが、
あえて裏地は遮光ではないものにしています。
夜ではなく、昼に寝るということ。
子どもを少しでも早く寝かせるために遮光にしないこと。
そういうことも、園長先生とお話しした上でのプランです。

それぞれの窓のレースには異なるレースを付けました。
大きい窓には、直線が五線譜を踊る音符のように見えるレースはドイツのADO社のもの。
小さい窓には、裾をブルーの糸でロックしたプレーンなボイルを。
カーテンがなびく姿は風を視覚的に捉えること、
そんな先生の言葉を意識して、あえて軽やかなレースを選んでいます。

縦長の窓は帯に使った柄物から色を”引いて”、ブルーとグリーンのロールスクリーンを。

施設の持つ役割、3つの空間の異なる役割を意識しながら、
子どもたちが元気に楽しく過ごせる空間をご提案しました。
『子ども用であって子どもだましではない』
それはきっと、カーテンに目的を持たせること、
子どもたちへの願いを乗せることだと思います。

*使用した生地で非防炎のものは後防炎加工をしています。

窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
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