Shout to the top!

先日、家に帰って珍しくテレビを見ていたら、
トヨタの次世代車を放送していました。
SNSを活用してドライバーと車が対話しながら走るんだそうです。
快適さや利便性の高さは確かに重要なのでしょうが、正直何かしっくりきません。
それは多分、乗っている人が楽しそうなイメージが湧かないからだと思います。
快適さや利便性を求めれば求めるほど、車の運転は苦痛なものになり、
究極的には、『運転の必要のないものがベスト』で、
『必要無ければ最高』 な存在になるような気がします。
車業界で熾烈なトップ争いをする会社にとっては、
仕方がないことなのかもしれませんが。

さて今日は2つの現場をご紹介。
まずは年末にお納めしたI様のダイニング。
スパイスポットという名の北欧生地をご採用頂きました。

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I様は賃貸マンションにお住まいなのですが、
決してお安くないこの生地に一目惚れされ、
今あるレールを外して同じ位置にビスを打つ方法で納品しました。
仕上がり巾の関係で中央にスパイスポットを1巾、
両サイドには明るいグリーンの無地を足しています。
色の組合せはもちろんですが、
ダイニングという場に適したカラーを探して色々な無地を組合せ、
その中からお選び頂きました。
このシェードがあるだけでいつもより食事が楽しくなるような、
そんなダイニングになったと思います。

お次は、本日お納めしたY様のダイニング。
その人気ゆえに、業界では『いつも欠品』で有名な(笑)
ボラスのフォグリングストゥールをお選び頂きました。

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実はY様はスパイスポットを選ばれたI様のお母様。
数年前に当店でリビングに国産のカーテンをご購入頂いたのですが、
I様の仕上がりを見て北欧生地の魅力にはまり、
今回の掛け替えとなりました。
もう一つの色鮮やかな北欧生地と迷われたのですが、
その時のY様の言葉が私にはとても印象的でした。

『この生地を見てると元気になれるの。こちらの生地は心が安らぐのよね』。

国産の生地で、こんな言葉で選んでもらえる生地がいくつあるでしょうか?
そして、納品時に思い出したこの言葉は、
私がトヨタの次世代車に感じた違和感を明確にしてくれました。
それは、もしあの話をカーテンに置き換えた時、
『じゃあカーテンからマイナスイオンを出しちゃおう』とか
『色を変えられるカーテンを開発しちゃおう』とか
『光触媒で洗濯不要のカーテンをつくろう』とか、
そんな未来図を提示されたイメージがあったからなのだと思います。

先日、ツイッターで慶応義塾大学教授でデザイナー兼エンジニアでもある方が、
こんな言葉をつぶやいていました。
『実在する人をターゲットにして商品を開発することはとても有効な方法だが、
まちがった調査方法は、その人に直接 「どんな商品が欲しいですか?」と聞いて
その通りにデザインしようとする事だ。多くの場合、人は自分が本当に欲しいものを知らない』
アドレナリンが出て、空に向かって叫びたくなります(笑)

 

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窓際のサイトー について

厚木市のオーダーカーテン専門店+PLAN(プラスプラン)オーナーの斉藤です。単なる生地の組み合わせではない、専門店ならではのプランニングをご提供します。ブログでは、そんな私とスタッフの日々の仕事ぶりを綴っています。
カテゴリー: 北欧, 施工例 タグ: , パーマリンク

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