正しい条件の重ね方(3)

最後にご紹介するのは、お2階にあるもう一つの洋室です。
実はY様のご新居はハウスメーカーのモデルハウスでした。
これまでご紹介してきた壁紙や木製ブラインドも、
ハウスメーカーのコーディネーターさんが選ばれたものです。
Y様もその雰囲気が気に入られて購入されたのですが、
ご提案するプランを考える中で、私にはどうしても気になることがありました。
それは、家全体のインテリアの『硬さ』です。
リビングはモノトーンのモダン、寝室もダークなクラシック、
前回ご紹介した子供部屋もグレー&ネイビーのビンテージです。
奥様のお腹には、もうすぐ生まれてくる赤ちゃんがいます。

『初めての子育てが始まる奥様が心落ち着けるお部屋を、どこかに作れないだろうか』

差し出がましいことですが、そんなことを考えました。
Y様にお聞きすると、今お持ちの家具は北欧風のもので
ご夫婦とも気に入って使われているとのこと。
今回の家には合わないのでどうしようかと思われていたそうです。
洋室の壁紙も北欧風。
そこで、まだ使う予定の無い洋室にその家具を入れて、
セカンドリビングとして使われてはどうだろうと考えました。
ダーク系の色ではちょっと合わない気持ちの時に、ふとリラックスできる空間。
主として子育てをされる奥様に、そういう空間があったらと。

問題は既に付いている木製ブラインドと窓の組み合わせです。
大きい窓に木製ブラインドという硬い素材が使われているので、
小さい窓は柔らかい素材、生地を使いたい。
でも、本来は大きい窓に生地(カーテン)、小さい窓に木製ブラインドの方がバランスが良い組み合わせです。

まずはヒダを取ったカーテンが出来ないかを考え、
何パターンかプランを作ってサンプルを取り、
現場に行ってイメージを見てという作業を2回ほど。
やはり難しいということになり、次はシェードのプランにトライ。
柄物の壁紙に柄物を合わせるのは難しく、かと言って無地ではつまらない…。
という訳でこんな感じに仕上げました。

出来上がってしまえば、無地にトリムを付けただけのシンプルなシェードです。
でもそれは、お客様のお使いになっている家具や、各お部屋のインテリアの構成、
Y様ご夫婦、いえ、ご家族の状況から見たお部屋の役割など、
様々な条件を足していって辿り着いたプランなのです。
そして、インテリアのテクニカルな部分ばかりが注目される今、
『そこに住む方のことを考える』というのは、最も軽視されているような気がします。
本当は、それこそが最も大事なことですよね。

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正しい条件の重ね方(2)

前回に続きY様邸のご紹介です。
まずは男の子をイメージした子供部屋。
こちらにはビンテージ調のスヌーピーの壁紙が貼られていました。

そして、1つの窓には木製ブラインドが付いていました。
この2つと調和させながら、最後のアイテムをご提案するのが当店の役割です。

右側の4つの窓を木製ブラインドで揃えるのもありですが、
それでは子供部屋らしい感じが出ません。
また、オペレーターハンドルが付いている関係で窓枠の内側に付けることができず、
見た目の統一感も損なわれます。
そこで、4つの窓を1つの窓と捉え、両開きのカーテンにしました。
木製ブラインドの羽根と色を合わせた無地のカーテンに、
木製ブラインドのラダーテープと色を合わせた杉綾織のテープを裾に付けています。
上部は子供部屋らしさを出すためにハトメ仕様にしています。
窓の内側にはこちらも杉綾織のテープを付けたフラットカーテンを。

カフェカーテンでは可愛くなり過ぎるため、
男の子の可愛さを狙ってご提案したプランです。

次回はもう一つの洋室。
柄物の壁紙と既存の木製ブラインドに合わせるだけでも難題なのですが、
そこからさらに自分で条件を足して、悩みに悩んだお部屋のご紹介です。

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正しい条件の重ね方

最近は壁紙(クロス)を楽しむ方が非常に増えてきました。
大胆な柄物やビビッドな色、一面だけのアクセントクロスなどには
住む方の想いが感じられて、私たちも見ていて楽しい気持ちになります。
家が『人が居るための場所』から『豊かに暮らすための舞台』へと
変わってきたのだと思います。
今回はそんな個性的な壁紙とカーテンとのマッチングにこだわった
Y様邸をご紹介します。

まずはリビング。
縦長の窓が大小合わせて10窓あり、
南の吹き抜け面にはグレーのストライプ調の壁紙が貼られていました。
無難に無地のロールスクリーンを合わせる……のは当店の仕事ではありません。

 

意識したのは縦方向の柄の壁紙とのマッチングです。
1Fと吹き抜けという階層で分けるのではなく、
中央に無地を入れて左右を柄物にすることで、縦のラインを強調させました。
全てを柄物にしてしまうと、縦のラインは強調されません。
無地の壁紙が貼られたダイニング側の小さい滑り出し窓は、
フォーカルポイントになることを考慮して2つとも柄物に。
全ての生地を意図をもって配置しています。

そして、柄物の壁紙に敢えて柄物の生地と言う組み合わせ。

シャープなラインではなく、少しトライバルなイメージの壁紙。
全体的にモダンに仕上げつつ、そこから意図的に崩されているのが重要で、
生地もそれに合うものでなければいけません。
ご提案したのは縁周りがランダムなギザギザラインを描く幾何学柄です。
こんな微妙な崩し方をした生地はあるのか?と必死になって探しました。
見つけた時の嬉しさとY様が喜んでくださった時の感動は今でも忘れません(笑)。

次回は、柄物の壁紙と事前に付いていた木製ブラインドという
さらに厳しい条件下でデザインカーテンをご提案したお2階のご紹介です。

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羽根の隙間から見える夢

ビンテージ系のインテリアが人気となり、
今、最も売れている商品と言えば木製ブラインドです。
優しさとシックさを併せ持つ風合いは天然杢ならではで、
ロールスクリーンやアルミのブラインドに比べてお値段は高いですが、
買われたお客様の満足度が非常に高いアイテムです。
そして、それこそが問題でもあるのですが…。
そんな意味深な前振りを残しつつ、早速ご紹介しましょう。

爽やかな海の香りが漂ってくるようなダッグエッグ色のソファと
スクラップウッドのセンターテーブル

ご主人が大好きなサーフィンのアートとざっくりした麻のラグ

天然杢の壁と風に揺らぐアメカジのTシャツ

ビンテージ感のあるペンダントライトとビーチサンダル

まさに木製ブラインドがピッタリの空間です。
色はニチベイのエイジンググレー。壁にも床にも無い色です。
N様とは、今置かれている家具やインテリアをベースに、
どのようなお部屋にされていくかをお話ししました。
海のイメージを強くされるのか、
しっくなビンテージ感を出していかれるのか、
それともカジュアルなアメカジ風にもっていくのか、
今後買われるもの、買いたい物、お好きな雑貨の感じ、好きな空間…
そんなことを色々なインテリア写真を見ながらご相談をして、
『あ~、これが好きかも!』というお部屋に合う色、
それがエイジンググレーだったのです。

木製ブラインドはどんなお部屋も素敵に変えてしまう魅力的な商品です。
だから、売る側も買う側も、木製ブラインドを付けることが目的になってしまいがちです。
色は床と合わせればいい、壁紙が白だから明るい色を合わせればいい、
そうやって雑に扱われてしまうのも、木製ブラインドなのです。
でも、本当は違うはずです。
そこから始まるお客様のお部屋作りがあって、
そんなことを話しながら膨らむ夢があるはずです。
それをご一緒にお話しすることができたのなら、カーテン屋として最高の幸せです。

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アイテムに宿る気持ち(3)

3回に分けてご紹介してきたM様邸も、今日で最終回です。
まずは主寝室から。





柔らかく、優しいイメージの照明にM様の寝室のイメージが表れています。
カーテンにも同じイメージのものが必要でした。
生地を選ぶ時に大事にしたのは素材感です。
昭和の時代の母親が授業参観の時に着ていた洋服のような、
上質で柔らかい素材感。
今のような大量生産の時代の服とは違う、
丁寧に作りこまれたのが伝わってくる感覚。
そんな生地を探しました。
間に入れたトリムも懐かしさを感じさせるものを選んでいます。

白鳥が描かれた壁紙、アンティーク風のアップライトのピアノ。
無地を合わせてしまっては、この空間が台無しになってしまいます。
合わせたのは上品なラインのストライプ。
グレー寄りのダッグエッグ色です。
裾に曲線を付け、白鳥やピアノの優雅さに合わせました。
裾に付けたのはガラス調の装飾。
実はこれ、レールメーカーさんのキータッセルなのですが、
本当はもう少し色々なものが付いているのを外して付けました。
この空間にもう一つあるアイテム、
ブラケット照明のアームにぶら下がっている装飾と合わせたかったのです。

人が物を買う時、そこには色々な背景があります。
色や形、価格もそうでしょう。
でもきっと、例えその条件が合っていても嫌いな物は買わないはずです。
そして、好き・嫌いにはその人の色々なものが詰まっています。
それが何だろうって考えた時、私たちが選ぶ生地の答えも出てきます。
実際はそう簡単には出てこないので、
とてもお客様には見せられない姿で苦悩するわけですが(笑)。

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アイテムに宿る気持ち(2)

前回に続き、今日はM様の子供部屋をご紹介します。
まずは女の子のお部屋。

ビビッドな色の蝶々が舞う壁紙。
『ちょっと大人っぽかったかな』と奥様がおっしゃっていたので、
カーテンではそれを”カワイイへ振る”ことを意識しました。
ただ、この壁紙を選ばれたのはきっと、
悪い意味で子どもっぽくしたくないというお気持ちがあったはず。
そこでご提案したのが、ボンボントリム付きの切替カーテンでした。
蝶々とトリムの色の合わせも勿論ですが、
このトリムが持つ絶妙なカワイさが決め手です。

次は男の子のお部屋。

壁紙や本やスタンドライトを大好きなフクロウでまとめた
とってもカワイイ子供部屋。
でも当初はコストを抑えるために普通に白いブラインドを付ける予定でした。
お子さんも『それでいいよ』って言っていました。
でもM様にはナイショでプランを作ってご提案しました。
男の子って、そういう気持ちを口に出さないとこありますからね。
子どもにとって自分の部屋は、自分と向き合う空間でもあります。
学校や公園やリビングのように誰かといるのではなく、一人でいる空間。
子どもにとってそういう時間て、実はとても少ないんです。
だから、ちょっとリアルから離れて、自分の世界に浸れることはとても重要な気がするんです。
M様もきっと、同じ思いだったはずです。
でももしコスト的な問題があるのなら、そこを何とかするのが私たちの仕事だろうと。
結果的には、とても喜んで頂いて、
M様からも『実は、この部屋が一番落ち着くんです』とおっしゃって頂けました。
さて、3回に分けてのご紹介となったM様邸も次回で最終回。
寝室と階段のご紹介です。

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アイテムに宿る気持ち(1)

オーダーカーテンのプランニングは、
お客様へのヒアリングとご提案というスタイルがメインですが、
販売側と購入者様側という対極に位置する関係ではありません。
最終プランを共にお作りする、お客様とのコラボレーションです。
今日から数回に分けて、そんな想いでM様と共に作り上げたプランをご紹介します。

まずはリビング。

イギリスのブランド、クラーク&クラーク(CLARKE&CLARKE)の
Cranbrookをご採用頂きました。
クラシックスタイルをベースにしながらも、どこか女性的なエレガントさのある空間。
ソファや椅子の重厚感に負けないボリューム感。
M様のお作りになりたい空間を事前にきっちりお聞きしながら、この生地に辿り着きました。
でもそのままでは少し重すぎる印象になるため、
小窓のレースをフラットバルーンシェードにすることで、エレガントさを出しています。

M様が選ばれた一つ一つのアイテムとも調和するように…。

ダイニング。

海外のインテリア雑誌から抜け出てきたようなお部屋になりました。
それぞれのインテリアアイテムがお互いに主張し、それでいて溶け合う空間。
選ばれた一つ一つのインテリアアイテムにある意味や、
それによって作り上げたい空間への想いにカーテンが従順であること。
それがリビングの生地をお話しするにあたって、最も重要なことでした。

私はカーテン屋ですが、カーテンが目立つ空間が良いとは思っていません。
お客様が作り上げたい空間がカーテンによって出来上がること、
お客様が選ばれた他のインテリアアイテムと調和すること。
そのたった一つのアイテムに辿り着くために、お客様との打ち合わせを重ねます。
それは販売員と購入者様という形式ではなく、
私たちとお客様とのコラボレーションという意識でないと出来ないものです。
次回もそんな思いで完成したお子様のお部屋のご紹介です。

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『子ども用』のカーテン

今日は、当店から歩いて10分ほどの場所に新たに作られた「ちいさなおうち」という
幼稚園入園前のお子様を預かる施設のカーテンのご紹介です。
園長の難波先生と初めてお会いしたのは、今から6年前。
はやし幼稚園の一室のカーテンを探しにご来店された時でした。
施設のカーテンと言うのは価格重視になるのが一般的ですが、
先生はお子様にとってどんなカーテンが良いか、という視点をお持ちでした。
「子ども用であっても、子どもだましであってはいけないと思うんです」
その時、先生がおっしゃったこの言葉に、私は大きな影響を受けました。
子ども用だから動物柄、子ども用だからキャラクターもの、子ども用だから…

子ども用って何?

そんなことを何度も自問しながら出来たカーテンがこちらです。

中央の太いブルーを上下のアイボリーで挟んだ切替カーテン、
その間には小さな幾何学柄をトリムのように挟みました。
柔らかく、懐かしさを感じるライン、
強くポップではなく、安らぎを感じる優しい色。
幼稚園入園前の小さなお子様にとって「ここが家であるように」という園長先生の言葉を基に、
組み合わせを考えました。

その奥の空間もカーテンで。
こちらは本体をアイボリーに、裾をブルーにして、
先ほどと組み合わせを逆にしています。
こちらはお昼寝をするお部屋でもありますが、
あえて裏地は遮光ではないものにしています。
夜ではなく、昼に寝るということ。
子どもを少しでも早く寝かせるために遮光にしないこと。
そういうことも、園長先生とお話しした上でのプランです。

それぞれの窓のレースには異なるレースを付けました。
大きい窓には、直線が五線譜を踊る音符のように見えるレースはドイツのADO社のもの。
小さい窓には、裾をブルーの糸でロックしたプレーンなボイルを。
カーテンがなびく姿は風を視覚的に捉えること、
そんな先生の言葉を意識して、あえて軽やかなレースを選んでいます。

縦長の窓は帯に使った柄物から色を”引いて”、ブルーとグリーンのロールスクリーンを。

施設の持つ役割、3つの空間の異なる役割を意識しながら、
子どもたちが元気に楽しく過ごせる空間をご提案しました。
『子ども用であって子どもだましではない』
それはきっと、カーテンに目的を持たせること、
子どもたちへの願いを乗せることだと思います。

*使用した生地で非防炎のものは後防炎加工をしています。

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beyond the ………

私たちカーテン屋が一つの家のプランを考える時、
色やデザインの流れを気にします。
リビングから和室、二階へ上がり主寝室から子供部屋へ。
そうした住む方の動きに合わせて違和感なく色やデザインが流れていくこと。
急な変化がある場合は、どこかのお部屋で調整することもあります。

F様のご新居には、一つ一つのお部屋にテーマがありました。
スタッフがプランを考えた時、やはり『流れ』は意識しました。
でも、それではF様の思い描いた部屋とは離れてしまいます。
この点についてスタッフと私で、かなり話し合いました。
辿り着いた結論は、『F様のイメージを優先しよう』。
と言うより『その世界にガンガン突っ込もう』でした。

階段を上がった壁面には素敵なクロスが貼られていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなクロスと同じ空間にある縦長の窓をシンプルにまとめたりは、しません。

グレイス16にその世界観を繋がせて、
(同じ太さでも他のレールではダメなのです)
柄物と無地のレースを一体縫製で。
あえてグリーンという色を合わせないのことがポイントです。
この世界観に『うまくまとまった感』はマイナス効果なのです。
さすがスタッフ。分かってます。

ガラリとテイストの変わる子供部屋。

6つの小窓は縦方向に3分割して、
それぞれに白の装飾レールを。
それぞれの窓を際立たせるために、レースは個別のかカフェカーテンにしました。
価格を抑えたいお部屋でもありますが、
だからと言ってプランのクオリティまで下げてしまうのはもったいないこと。
こうすることで女の子らしいカワイさも生まれます。

主寝室は一気にシックに。
ビンテージ風のカーテンと、バンブーブラインドの組み合わせです。

F様の家をやらせて頂いたのは、実は半年以上も前になります。
でも、その後何度もスタッフと私の会話の中に出ています。
時には今抱えているお客様のプランに悩んだ時、
時には今までしたことのない方法をご提案する時。
もしかすると、何かを『越えた』のは私たちなのかもしれません。
F様、海外生活を終えられたら、また是非遊びに来てくださいね。

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beyond the “VINTAGE”

最近人気のインテリアと言えばビンテージですが、
そのテイストは様々です。
シック&シンプル、西海岸、アメカジ風、少しアンティークの入った感じ、
北欧系、そしてど真ん中のオールド&ハード。
そしてビンテージスタイルのカーテンを考える時、
お客様ともっともお話しするのが、どのテイストにするかです。
ビンテージというアバウトなイメージでも、生地選びは可能です。
麻のようなベージュ系の無地や、デニムっぽい生地をお勧めして
それとなくまとめることも出来るでしょう。
でもそうしないのは、細かなお話を通してお客様の中に
「リビングをどんな部屋にしたいか」というイメージが具体化されるからです。
それによって照明やラグ、雑貨などのテイストも統一され、
なぜそのイメージが良いのかをお話しする中で、
お客様がリビングに求めるものも明確になってきます。
当店スタッフとF様がお話ししたのも、まさにそこでした。
そこで今回は、カーテン屋のブログとしてちょっと珍しく玄関からリビングへと
写真で一気にご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハードなビンテージではなく、でもしっかりと大人っぽくて、
それでいて明るく爽やかさでランダム感のあるビンテージ。
F様が選ばれたアイテムの一つ一つから、お部屋への想いが伝わってきます。

プランが決まるまでの間、
どんなビンテージにされるのかをスタッフがF様とじっくり打ち合わせをし、
お使いになるアイテムをお聞きし、現場にも足を運びました。
それを繰り返すことで、スタッフもF様が頭の中に描くリビングと同じ映像を見ていたはずです。
それは単なるインテリアのディティールではなく、そこでの暮らしの風景です。
それが見えてきて初めて、ご提案する生地やプランが決まります。
F様の現場の場合は、生地選定はもちろん、どこで統一感を出し、
どこを崩してランダム感を出すのかでした。
ビンテージという言葉は、ともすると一括りにされがちですが、
その向こう側には、お客様それぞれのご新居に対する思いがあり、
私たちがすべきことはそれをご一緒に考えることだと思っています。

次回はF様のお2階のご紹介です。

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